解散後は、ピーター・マーフィーはソロになり、他のメンバーは、ラブ&ロケッツと言うバンドを結成して再出発。
そして25年の時を経て、再結成なのだが。
まださほど聞き込んではいないけど、印象は、「バウハウス」ではなく、ヴォーカルがピーター・マーフィーの「ラブ&ロケッツ」。
音楽性や曲調は、正に、ラブ&ロケッツのそれだ。
とは言っても、ピーター・マーフィーの個性の強いヴォーカルで、らしく聞こえて来るのがまた面白かったりするけど。
解散した後に分かったのは、バウハウスの音楽性はラブ&ロケッツを結成したピーター・マーフィー以外のメンバーで築かれ、保たれたものであって、マーフィーはさほど音楽性と言うものに深く関わりがないように感じていた。解散後の元ジャパンのミック・カーンとのプロジェクト「ダリズ・カー」やその後のソロワークを考えても、バウハウス的なものは希薄だったように思う。
そして今回の再結成。他のメンバーがラブ&ロケッツに向いてる訳だから、再結成してもラブ&ロケッツ+ピーター・マーフィーの構図になっているのは当然かも知れない。
ただ、ピーター・マーフィーの個性がまた違ったものにしているのも事実。
まあ、この辺はヴォーカリストとしてのピーター・マーフィーの歌声が好きな私的な感想と言うか評価なんだけど。結局、歌声がピーター・マーフィーなので、音楽性がどうであっても、個人的にはあまり気にはならなかった。
多分、根っからのバウハウス(の音楽の)ファンには物足りない内容なんだろうけど。
しかし、このニューアルバム、邦盤のタイトルが凄い。「暗闇のごとく現れ、白い陽炎のように去りゆく」だって。
70年代とかは、無理矢理、邦訳した曲のタイトルとか多かったけど、こう言うのは最近珍しいね。
それと、ジャケットのセンスは、今回今ひとつ・・・。バウハウスのジャケットはかなりいけてるのばかりなので残念。
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新聞の付録に無償で新譜を配布したり、コンサートでの配布物に新譜を無償で提供したり、モバイル会社と組んで新曲提供したり、はたまた、大手トレントサイト「The Pirate Bay」を提訴したり、自分の音楽流通方法に関して様々なチャネルを試行錯誤している最近の殿下ですが。
]]> 今回のiTunes Storeでの楽曲提供もその一環でしょうか。曲そのものは、「3121」の時に見られたような、目一杯のファンクです。
「Planet Earth」がちょい消化不足だったので、ちょっと嬉しい新曲だけど。
しかし、相変わらずのピッチの早さだねぇ。
ビルボードでは、初登場3位を記録し、初登場1位を記録した、前作「3121」よりは劣るものの、好調な売れ行きのようだ。
今回の新作は、それよりも、他の事で色々話題と言うか、騒動になっている。
また、プリンスが行うコンサート21公演のうち、8月と9月のO2アリーナ(O2 arena)での公演に参加するファンにも同アルバムを無料で配布するらしい。
先行シングルをVerizonの携帯に独占提供したり、従来のレコード業界の慣習への反抗・離反とも取れる動き。
CDを無料配布する理由についてプリンスは「これはダイレクトに販売するということで、たくさんの騒動を抱えているレコード業界の思惑に参加しなくていい」と話しているそうだ。
さて、肝心のアルバムの中身だが、ちょっと、賛否両論分かれるかも知れない。
私は、前々作「ミュージコロジー」や前作「3121」であったような、彼特有のゴリゴリファンクがやはり好きなので、今作は、地味と言うか大人しい印象を感じだ。
もちろん、シングルカットされた、「Guitar」などは抜群のロックファンクチューンだし、全体的にいかにもプリンスらしい音を構築している。良い出来映えだ。ただ、纏まり過ぎてしまったと言うか、オーソドックスな感じになってしまった感が強い。
聞き込む内にヘビーローテーションになるだろうけど。
いずれにしても、以前の公式サイト、N.P.Gが閉鎖されてから、プリンスの動きと言うか試みがよく分からないとこはあったけど(3121.comはニュース、ライブ情報とかばかりだし)、今後どんな事を仕掛けて来るのか、またまた楽しみになってきた。
しかし、前作からまたあまり間を空けないでのニューアルバムリリース。(ここの所は、大体1年半のペースだ。)相変わらずの多作ぶり、アクティブさに感嘆です。
・米Verizon Wirelessのプリンス紹介ページ
・プリンス公式サイト「3121.com」
ちなみに、その後、YouTubeで早速ビデオを見つけた。Verizonのサイトで見れるものよりロングバージョン。とりあえず載せておきます。
と言う訳で、最近は気に入った物を次々ダウンロードしてしまうのだけど、ちょっとvixy.net、重いんだよね。特に深夜帯は。
そう言えば、最近見っけもんだったのは、Marvin Gaye の What's Going On / What's Happening Brother のライブ映像。ライブ映像のみではなく、歌の内容から示唆される、ドキュメンタリー調の映像も挿入されてる。
画質もかなり良好で、お勧めのクリップです。
なお、EMIのDRMフリーサービス自体は、様々なフォーマット(MP3、WMA、AACなど)で提供され、最高、CDクォリティーのものも提供するらしい。
EMIのエリック・ニコリCEOは、発表文の中で、「あらゆる形での海賊版との戦いと消費者の教育を続ける」と述べてたらしいが、海賊版が不安なのは、その「ソース」が信頼出来るものかどうか分からない所だ。
自分も昔は、WinMXとかのP2Pソフトで、音楽データを色々漁った口だけど、その音質は音源が分からないだけに、正直不安だった。
なので、例えば、より大事にしたい曲とか、お気に入りのアーティストの曲とかは、結局CDを買ったりレンタルしたりして、リッピングして、漁った音楽データじゃなく、出所が確実なデータに置き換えて行くと言う事をよくやってる。
そう言う意味では、DRMフリーで音源の出所が確実でおまけに高クオリティの音楽データが入手出来るのであれば、十分にビジネスとして成り立つ素養はあると思う。少なくとも私は利用すると思う。
後は、信頼出来るデータには、それに相応しい対価を支払うのは当然の事だと言う消費者行動をいかに定着、啓蒙出来るかだと思う。
長い期間を経て、再結成するグループは多い。やはり長い時間を置くと、もう一度やってみようと言う気になるのだろうか。
今の所は、ツアーのみ発表されているけど、この際、流れに乗って、ニューアルバムなんてリリースしてくれないかな。
尚、北米ツアー日程は以下の予定のようだ。
5月28日 バンクーバー
6月6日 シアトル
6月9日 デンバー
6月15日 ラスベガス
6月16日 Bonnarooフェスティヴァル
6月18日 フェニックス
6月26日 ダラス
6月30日 ニューオリンズ
7月2日 セントルイス
7月22日 トロント
7月25日 モントリオール
7月28日 ボストン
8月1/3日 ニューヨーク
近頃、見つけて嬉しかったのが、Clan Of Xymox の Muscoviet Musquito のPV。この曲は、高校生の頃、非常に好きで、おまけにビデオもいい出来で(いかにも4ADぽい)、昔4ADのコンピレーションビデオ持ってたはずなんだけど、いつの間にかなくなってしまって、いつかまた見たいと思ってたので、かなり感激でした。画質は相当悪いけど・・・。
後、デヴィッド・シルヴィアンと坂本龍一のコラボ、「バンブー・ミュージック」のPVも発見。今や、すっかり落ち着いた感のある両者ですが、こんな時期がありましたね。いやいや懐かしくて、思わず、amazon.co.jpで、「禁じられた色彩」を購入してしまったじゃないか。
でもデビ・シル、ジャパン関連のビデオも相当あります。
いや、これはハマるは。
Clan Of Xymox:Muscoviet Musquito
デヴィッド・シルヴィアン + 坂本龍一:バンブー・ミュージック
Clan of Xymox Muuscoviet Musquito |