九谷焼

九谷焼の傘立て

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梅雨の季節。何かとこのシーズン重宝する「傘立て」
以前、数多くの信楽焼の傘立てをご紹介しましたが、今回は、九谷焼の傘立てのご紹介です。

「九谷五彩」に代表される、鮮やかな色彩が特徴の九谷焼。
長い歴史を持つ九谷焼は、鮮やかな「九谷五彩」の中に、土に命を注ぎ上絵に心を込める職人のひたむきな情熱と豊かで細やかな感性が見事に調和して表現されており、日本を代表とする陶磁器として国内はもとより海外まで知られ、多くの人達に支持され親しまれています。
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父の日特集、第3回です。
今回は、酒器の中でも、ユニークで重宝する「やきもの」の「焼酎サーバー」です。
信楽焼、有田焼九谷焼の焼酎サーバー。
陶磁器の焼酎サーバーは、お酒の味を、深くまろやかにします。
父の日のプレゼントとして、夫婦・家族・仲間たちで楽しめるアイテムとしていかがでしょうか。


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父の日特集、第2回です。
今回は、前回と同じ酒器ですが、「やきもの」の酒器を集めました。
九谷焼有田焼の酒器、各種です。
陶磁器独特の質感・味わいのある酒器の数々。やはり贈り物としても、とてもオススメの品々です。


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錦山窯 三代 吉田美統(人間国宝)
明治33年(1900)から続く錦山窯の三代目。
金箔を特定の形に切り取って表面に模様をつくり、その上から透明釉かけて焼く「釉裏金彩」を特徴とした技法で、国指定無形重要文化財に認定される。

錦山窯は初代、二代と「金彩色絵」、いわゆる"庄三風"とよばれる作品を得意とする窯。
転機が訪れたのは陶芸作家・加藤土師萌の遺作展。器胎に金箔を貼って模様を描き、その上から釉薬を塗って焼成する「釉裏金彩」という技法に衝撃を受け、これをきっかけに「釉裏金彩」の世界に入り、誰も手がけたことのない、花や蝶などをモチーフにした具象表現を追究。

花、葉、茎など、植物のパーツ一つひとつが金箔で表現される。模様の形に切り分けた金箔を器に貼り付けていく。金絵の具を使って筆で描く金襴手とは異なり、金箔を配置することで絵や模様を描いていくという技法。 色釉の表し方、金箔の扱い方などに創意工夫をこらし、金彩の世界に新生面を開くと共にその技法の洗練度・完成度を高めた。
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柳雨軒、三代目、徳田 八十吉(人間国宝・故人)
初代、八十吉が特徴としていた、古九谷の色彩や表現技術を受け継ぎ、自らの研究・工夫を重ね、独特の色彩技法を編み出しました。
西洋美術の影響を受け、抽象的で、色のグラデーションの微妙な変化やコントラストの美しさを特徴とする、段階的に色彩を変化させる独特の技法「耀彩(ようさい)」。
釉薬で色彩を調整した鮮やかな群青色に強い個性があり、海外にも多くの作品を発表して高い評価を得ています。
その美しさと色彩とコントラストは、色味豊かな九谷焼の中でも、ひときわ独特な世界観を形成しています。
2009年8月26日死去。四代目は、三代目徳田八十吉の長女。三代目の死去を受けて翌2010年襲名。