フェラーリの不振の原因は?

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昨年までのブッチギリな好調ぶりとは打って変わって、すっかりパフォーマンスの衰えてしまった、今年のフェラーリ。不振の原因は、事あるごとに、ブリヂストンタイヤのパフォーマンスのせいだと言われて来ました。
M.シューマッハも公然とブリヂストンの非難をしたり、フェラーリ社長のルカ・モンテツェモロも不振は、ブリヂストン・タイヤのせいだと発言したり徹底的にタイヤのせいにしてる節がありました。が、
マクラーレンのF1 CEO、マーティン ウィトマーシュが面白い発言をしています。
「ミナルディはフェラーリ同様に昨年からブリヂストンタイヤを使用している。昨年の王者フェラーリとミナルディのギャップは約4秒程度だった。モンツァにおいて、それは約2秒だった。ミナルディが2秒速くなったとは思えない。それよりも、フェラーリが後退したのだ」

タイヤの同じミナルディのパフォーマンス成長よりも、今年のF2005は悪いとなると、明らかにタイヤのせいだけに出来そうもありません。
ロス・ブラウンもちょっと前までは、F2005のデザインは問題ないと言ってましたが、最近違う発言をしてるようです。F2005のエアロダイナミクスは期待通りではなかったようです。この車から、デザイナーは今までのロリー・バーンから、アルド・コスタに変わっています。デザイナーが変わっただけで、車のパフォーマンスが急に悪くなる訳ではないとは思うし(ニューエイのように急に良くなる場合はありますが)、ロリー・バーンも指揮をとらなくなっただけで、ちゃんとバックアップはしてるようなので、デザイナーだけの要因ではないでしょうが、2000年から昨年までずっと勝ち過ぎたフェラーリの開発への士気やパフォーマンスへの追求の姿勢が薄れてしまったのかも知れません。
まぁ、ちょっとこれまでM.シューマッハがあまりにも強かったので、この辺で新旧交代で新しい世代のドライバーが活躍するのは喜ばしい事ですが、フェラーリって過去の実績上、一度転ぶと転び続ける傾向があるので、ちと心配。事実シューマッハが立て直すまでずっと長いトンネルにあったフェラーリなので、またそんな事の起きないように頑張って欲しいものです。

 
 


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