2007、F1第10戦ヨーロッパGP予選、ライコネンPP!ハミルトンが大クラッシュ

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F1第10戦は、ドイツ、ニュルブルクリンクを舞台にした、ヨーロッパGP。
M.シューマッハがいた頃は、F1はドイツで2回開催されていた。今回のニュルブルクリンクを舞台としたヨーロッパGP。もう一つはホッケンハイムを舞台としたドイツGP。
M.シューマッハが引退し、ドイツでのGP開催は年1回となった。ニュルブルクリンクとホッケンハイムを毎年交互に開催する形態となった。
今年は、ニュルブルクリンク。このコースは非常に起伏に飛んでおり、低速〜高速コーナーまで多くのスタイルのコーナーがある為、車の総合的なバランス、ダウンフォースとスピードの妥協点をいかにうまく見つけるか等、攻略は難しいサーキット

フリープラクティスから、やはり、フェラーリとマクラーレンの一騎打ち。
2連勝で波に乗る、ライコネンと、ハミルトンがトップタイムを競い合う形だった。
そして、予選。Q1ではアロンソがトップ。Q2ではマッサがトップと、マクラーレンとフェラーリの激しい争い。そして、最終セッションのQ3。
ここでハミルトンが大クラッシュを演じてしまう。右フロントタイヤが突然バーストし、完全にコントロール不能状態で200km以上の速度でタイヤバリアに。
何とか自分で車から這い出したものの、相当の衝撃を受けた模様で、うずくまっている。その後メディカルセンターに運ばれたが、運良く、外傷・骨折はなかったようで、今の所、レースには出場出来る見込み。
セッションは30分中断され、再開。上位勢ではマッサがまずファイナルアタック。更にライコネンが続き、最速タイムをマーク。最後はアロンソ。第1セクターは最速タイムで通過するものの、第2セクターでミス。タイムロスをしてしまい、結果は2番手。ただ、アロンソにとっては、もっと致命的なミスだと思てったようで、逆に2番手タイムだった事に驚いていたようだ。また、ハミルトンの事故後のセッションは集中力を維持する事が難しかった事も認めている。

波乱の予選は、ライコネンのPP獲得で幕を閉じた。勢いに乗る、ライコネンがハットトリックを決めれるか。まらハミルトンは10番グリッドからのスタートで、いかにポイントを取るかのレースになる。ハミルトンにとっては初めての逆境で、どのようなレースを展開するか、注目される。

F1第10戦ヨーロッパGP、予選結果は以下の通り。

1 K・ライコネン フェラーリ 1:31.450
2 F・アロンソ マクラーレン 1:31.741
3 F・マッサ フェラーリ 1:31.778
4 N・ハイドフェルド BMW 1:31.840
5 R・クビサ BMW 1:32.123
6 M・ウェーバー レッドブル 1:32.476
7 H・コヴァライネン ルノー 1:32.478
8 J・トゥルーリ トヨタ 1:32.501
9 R・シューマッハ トヨタ 1:32.570
10 L・ハミルトン マクラーレン 1:33.833
11 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:31.978
12 A・ブルツ ウィリアムズ 1:31.996
13 G・フィジケラ ルノー 1:32.010
14 R・バリチェロ ホンダ 1:32.221
15 A・デビッドソン スーパー アグリ 1:32.451
16 佐藤 琢磨 スーパー アグリ 1:32.838
17 J・バトン ホンダ 1:32.983
18 S・スピード トロロッソ 1:33.038
19 V・リウッツィ トロロッソ 1:33.148
20 D・クルサード レッドブル 1:33.151
21 A・スーティル スパイカー 1:34.500
22 M・ヴィンケルホック スパイカー 1:36.940



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