F1第13戦イタリアGP、マクラーレン1-2

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F1第13戦の舞台は、イタリアGP。伝統のグランプリ、フェラーリの聖地、モンツァサーキットでのレース。
ここモンツァのコースは、最近のF1カレンダーの中では最早珍しい感じの強い、クラシックスタイルのサーキット。シケインとストレートと高速サーキットで結ばれた、シンプルなレイアウトのコースだ。
それだけに平均時速は、F1が開催されるサーキットの中でも最も高速で、最高速は350kmにも及ぶ。
そう言う意味では、カレンダーの中では特殊なセッティングが必要なサーキットで、かなりのロウダウンフォースとなる為、ハンドリングがとても軽くなるらしく、かなりリスキー感があるらしい。

そして、先週のテスト時から好調だったのはマクラーレン、アロンソ。
GPウィークにおいても、その優位性は変わらず、終止安定した速さを誇っていた。
それに引換え、前戦トルコGPでは好調ぶりを見せつけたフェラーリは、ここ本拠地では今ひとつ。おまけに、ライコネンはリアサスペンションのトラブルで、フリープラクティス中に大クラッシュを喫してしまった。
予選結果は、マクラーレンの1-2。アロンソPP、ハミルトン2番手の布陣。
そして、レースもマクラーレンが1-2体制のまま淡々と進み、ライコネンは、ギャンブルに出て、1ストップ作戦に打って出て、うまい具合にアロンソとハミルトンの間に割り込むも、その後、ハミルトンの非常に鮮やかなオーバーテイクに合い、3位に転落。
結局、アロンソがモンツァでの好調さをそのままキープし、今季4勝目。ハミルトンもしぶとく2位獲得で、マクラーレン1-2フィニッシュ。

チャンピオンシップは、じわりとアロンソがハミルトンとの差を縮め、3ポイント差となった。さすが、アロンソ、本当に強さを感じる。
そして、ライコネンを見事にオーバーテイクしたハミルトンも凄かった。タイヤが交換直後のソフトコンパウンドのおいしい時期だったとは言え、あのブレーキングは鳥肌ものでした。

そう言えばライコネンは、大クラッシュの後、平然なフリをしていたが、首にかなりのダメージをくらってたようだ。レース中はブレーキングの度に首が痛み、相当苦労した模様。それでもフェラーリを3位フィニッシュに持ち込んだ所は賞賛すべきか。

しかし、チャンピオンシップは俄然面白くなってきた。
次戦は復活したベルギーGP。F1屈指の難コースで名コースだ。
ちょっと前のベルギーでのテストを見る感じだと、アロンソより若干ハミルトンの方が有利(得意?)な気はするが。

F1第13戦イタリアGP決勝結果は以下の通り。

1 F・アロンソ マクラーレン 1:18:37.806
2 L・ハミルトン マクラーレン + 6.062
3 K・ライコネン フェラーリ + 27.325
4 N・ハイドフェルド BMW + 56.562
5 R・クビサ BMW + 1:00.558
6 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1:05.810
7 H・コヴァライネン ルノー + 1:06.751
8 J・バトン ホンダ + 1:12.168
9 M・ウェーバー レッドブル + 1:15.879
10 R・バリチェロ ホンダ + 1:16.958
11 J・トゥルーリ トヨタ + 1:17.736
12 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
13 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
14 A・デビッドソン スーパー アグリ + 1 laps
15 R・シューマッハ トヨタ + 1 laps
16 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 1 laps
17 V・リウッツィ トロロッソ + 1 laps
18 S・ヴェッテル トロロッソ + 1 laps
19 A・スーティル スパイカー + 1 laps
20 山本 左近 スパイカー + 1 laps
Did not finish
21 F・マッサ フェラーリ + 43 laps
22 D・クルサード レッドブル + 52 laps



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