2008、F1第7戦カナダGP、クピサが初勝利!

| コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加

F1第7戦カナダGP。
アメリカGPが消滅した、2008年のカレンダーでは唯一の北米ラウンドとなる。
時差が思いっきりあるので、放映時間に視聴出来ないと言う欠点はあるのだが。(放送自体はライブなのだけど、深夜3時とか4時はちょっとねぇ。)
サーキットは美しい湖に囲まれたコースで、開幕戦のオーストラリアに似たストップ&ゴー型のコースだ。
ここ最近の傾向で言えば、どちらかと言うとマクラーレンが得意なコース。昨年は見事にハミルトンがF1初勝利を挙げたコースだ。
予選でもハミルトンが好調で、結局、昨年に引き続き、PPを獲得。2番手には、今シーズン一貫して安定したパフォーマンスを示している、BMWのクピサが獲得した。

しかし、路面の状況が最悪の状態。所々、コースの一部の路面が改修されてたのだが、予選の途中で路面が剥離する現象が発生し、予選のパフォーマンスに大きく影響したようだ。
決勝までに、また再舗装したそうだけど・・・。

さて決勝の方は、PPのハミルトンが無難にスタートを決め、2位のクピサがその後に続き、更に、3位のライコネン。と順当な滑り出し。
ハミルトンが徐々にクピサとの差を広げ、ライコネンがクピサにテール・トゥー・ノーズになりかけた頃、前戦モナコで大健闘のスティールがコースアウト、クラッシュを喫する。
レースはこれから大きく動いた。
このクラッシュにより、セーフティーカー導入。正直、カナダは必ずと言っていいほど、セーフティーカーが入る。
ちょうど各チーム1回目のピットストップの直前辺りの出来事だ。そして、ピットレーンがオープンになると同時に、各車一斉にピットイン。ここで大事件が起きた。

首位のハミルトンは、ピットストップに時間を要し、クピサ、ライコネンの方が早くピットアウトした。
しかし、ピット出口のシグナルは「赤」の状態だった。クピサ、ライコネンは出口でストップ。ところが、ハミルトンが赤信号に全く気づかず、そのままライコネンのリヤの衝突。
2台共にリタイヤとなってしまった。更に追い討ちで、衝突したハミルトンにロズベルグが更に追突。ピット出口は一瞬混乱状態となった。
しかし、先に出た2台に集中し過ぎて赤信号に気付かなかった、ハミルトンだが(真後ろにいたので気付いたときには、既にあまりにも遅かった)、あり得ない凡ミスと言えばそうだが、後続のロズベルグも追突してしまった事を考えると、このセーフティーカーに関わるピットルール及び信号機の扱いに問題がなくはない気はする。
このアクシデントで、ハミルトンとロズベルグは次戦フランスGPでの10グリッド降格のペナルティを受ける事となった。
これはチャンピオンシップの上でも手痛い結果となってしまった事は否めない。一番不運なのは、当然追突されたライコネンだけど。しかし、ライコネンは追突されても至ってクール(淡白)だったけど・・。
起きたことは変えれないてな感じで。

そして、レースの方は、その後、クピサがトップに立ち、そのままチェッカーを迎えた。念願のBMW、そして、クピサの初勝利だ。
前戦のモナコで運があれば、勝利を飾ってたと言われていたクピサだけに、その鬱憤を晴らした格好だ。しかも昨年大クラッシュを演じた、ここカナダで初勝利。
いやいや、クピサ、侮れず。これでチャンピオンシップでも単独首位にたった。
クピサを見ていると、その風貌・風格やシニカルなジョークなど、往年の名ドライバー、アラン・プロストを彷彿とさせるのは私だけだろうか。
ドライビング・スタイルは分からないけど。

ますます混沌の様相を呈してきた、今シーズンのチャンピオンシップ。先はまだ長い。BMWがどこまでこのまま安定したパフォーマンスを見せれるか。

F1第7戦カナダGPの決勝結果は以下の通り

1 R・クビサ BMW 1:36:24.447
2 N・ハイドフェルド BMW + 16.495
3 D・クルサード レッドブル + 23.352
4 T・グロック トヨタ + 42.627
5 F・マッサ フェラーリ + 43.934
6 J・トゥルーリ トヨタ + 47.775
7 R・バリチェロ ホンダ + 53.597
8 S・ヴェッテル トロロッソ + 54.120
9 H・コヴァライネン マクラーレン + 54.433
10 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 57.749
11 J・バトン ホンダ + 1:17.540
12 M・ウェーバー レッドブル + 1:21.229
13 S・ボーデ トロロッソ + 1 laps
Did not finish
14 G・フィジケラ フォースインディア + 17 laps
15 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 23 laps
16 F・アロンソ ルノー + 25 laps
17 N・ピケ・ジュニア ルノー + 29 laps
18 K・ライコネン フェラーリ + 50 laps
19 L・ハミルトン マクラーレン + 50 laps
20 A・スーティル フォースインディア + 56 laps



トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.bau-haus.com/cgi-bin/mt_4/mt-tb.cgi/378

コメントする

Adsense



ValueCommerce