2008、F1第10戦ドイツGP、ハミルトンが連勝!

| コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリーをはてなブックマークに追加

F1の2008シーズンも、早後半戦に突入。第10戦、ドイツGP。
ドイツでのF1開催は、M.シューマッハがいた時代は、ドイツGPと称して、ホッケンハイムで開催、ヨーロッパGPと称して、ニュルブルクリンクで開催と、年2回開催
されていた。
しかし、シューマッハが引退してから、ドイツでのGP開催は、ニュルブルクリンクとホッケンハイムで交互に開催される事となった。去年はニュルブルクリンクでヨーロッパGP。
そして、今年はホッケンハイムで開催で、ドイツGP。

しかし、このホッケンハイムも、昔は深い森の中をロングストレートで繋いだ、名物コースだったんだけど(アイルトン・セナがホッケンハイムの長い森の中を走ると
ドライビングの喜びを感じると言っておりました。)。5,6年前に改修されてからは、ただの平凡なサーキットになってしまった。
ロングストレートの後にヘアピンがあるので、オーバーテイクをし易いと言う面では、それなりにエキサイトなコースではあるけど。

さて、レースの方だけど、前戦イギリスGPで力強いパフォーマンスで母国優勝を果たしたハミルトンが好調さを維持。
予選でもあっさりとPPを奪取した。前回イギリスGPで、何かまた1つ壁を破った感があったが、ここドイツでも強さを発揮。
決勝レースも、ハミルトンのほぼ独走状態。
しかし、万事順調には行かず、レース終盤に入りかけの頃、グロッグが大クラッシュ。これでセーフティーカー導入。ハミルトンのマージンはあっという間になくなった。
周回数的に、やや早いけど、SC中に2回目のピットインを済ますのが最善に思える状況。案の定、ピットレーンオープンと同時に各車一斉にピットイン。ここで何とハミルトンは、ピットインせず。

後1回ピットインが必要な状況を考えると、これは明らかに戦略ミスに思われた。
そして、レース再開後、ハミルトンは可能な限りのハイペースで、後続に差をつけるも、結局、最後のピットインでは順位を5番手まで落す羽目に。
しかし、ここからが凄まじかった。まずチームメイトのコヴァライネンをパス(と言うより、これは実質、コヴァライネンが譲ったと言う感じ。)
それから、猛烈なペースであっという間にペースの上がらないマッサを攻略。ヘアピンでインを差し一発でオーバーテイクを決める。マッサも食い下がるものの勝負ありで、後方に追いやった。
その後、うまいピット戦略が功を奏し1回ストップで何と首位を走行してたピケに追いつき、これまた鬼神の走りで、同じくヘアピンで鮮やかにオーバーテイク。
チームの戦略ミスと思われたSCの処置もリカバリを果たし、見事に首位に返り咲いた。
久々に格の違うドライバーが格の違う走りを披露したレースを見た気がする。
M.シューマッハの全盛期によく見られた、凄まじい集中力と圧倒的なレースペース。まさに痛快な感じだった。
ハミルトンと言うドライバーは、また何か殻を破った気がする。

ただ、以前からそう思っていたが、ハミルトンは日本での人気は正直、低いと思う。色々掲示板を見てるとアンチ・ハミルトンはいっぱいいるんだけど。
母国のイギリスを置いておいても、日本での人気は他の国に比べてもかなり低い気がするんだけど、どうなんだろう。何でなんだろう。つけあがり気味な感じとか生意気な様が日本人の嫌悪感を引き起こしてる部分はあるかも知れないけど。
おまけに、このドイツGPのマッサやピケのオーバーテイクが「ダーティ」だと評されていた。相手のスペースを空けてない事が原因のようだけど、それを見て、一体、F1に何を求めてるんだろうって思ってしまった。
あのヘアピンはランオフエリアが十分に広い為、全く違和感のない追い越しだった気がするけど。(単純にアンチなだけなんだろうけど。)

そんな事言ったら、往年のスーパードライバーのセナやシューマッハは一体どうなるんだって感じだ。はるかにダーティな走りはしてたからねぇ。
セナはいわゆる「セナライン」(インもアウトも空けず、真ん中を走り、抜かせない)を横行してたし、シューマッハについても色々と悪行の伝説は多々ある。(その度に叩かれてたけど)

まぁ、さておき、ハミルトンも飛び抜けた感のオーラーと煌きを身に付けつつあると感じた。これから順調に成長して欲しいものだ。
それと、今回のピケのパフォーマンスはびっくり。結局ハミルトンには抜かれたものの、マッサを抑えしっかり2位をキープした。今までの走りは何だったんだと言う感じだ。父親と同様に調子付くと怖いのかも知れない。
対照的にアロンソは今回も精彩に欠けていた。やっぱり焦りとイライラがつのってるんだろうけど。

F1はしばし夏休みに入り、次戦はハンガリーGP

F1第10戦ドイツGPの決勝結果は以下の通り。

1 L・ハミルトン マクラーレン 1:31:20.847
2 N・ピケ・ジュニア ルノー + 5.586
3 F・マッサ フェラーリ + 9.339
4 N・ハイドフェルド BMW + 9.825
5 H・コヴァライネン マクラーレン + 12.411
6 K・ライコネン フェラーリ + 14.483
7 R・クビサ BMW + 22.603
8 S・ヴェッテル トロロッソ + 33.282
9 J・トゥルーリ トヨタ + 37.199
10 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 37.658
11 F・アロンソ ルノー + 38.625
12 S・ボーデ トロロッソ + 39.111
13 D・クルサード レッドブル + 54.971
14 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 1:00.003
15 A・スーティル フォースインディア + 1:09.488
16 G・フィジケラ フォースインディア + 1:24.093
17 J・バトン ホンダ + 1 laps
Did not finish
18 R・バリチェロ ホンダ + 17 laps
19 M・ウェーバー レッドブル + 27 laps
20 T・グロック トヨタ + 32 laps



トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.bau-haus.com/cgi-bin/mt_4/mt-tb.cgi/381

コメントする

Adsense



ValueCommerce