2008、F1第17戦中国GP、ハミルトンがパーフェクトウィン

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日本GPに引き続き、連週開催の中国GP。
F1第17戦、今シーズンも残すところ、後2戦となった。昨シーズンは全17戦だったから、去年で言うと最終戦なんだけど。

さて、後味の悪かった日本GP。1週間しか経ってない中で、チャンピオンを争う二人(+まだ可能性のあるクピサ)がどのようなレースを見せるのか。
前回の日本GPがあまりにも興醒めだったので、挽回を期待したい所だが。

結論から言ってしまえば、今回は、ハミルトンのパーフェクトウィークだった。
プラクティスの段階から、最速をマークし、予選でもQ1〜Q3まで全てトップタイム。そして、PP奪取。
昨年の中国GPでもPPを獲得したが、気合入りすぎてタイヤを酷使し、ピットロードでまさかのコースアウト、リタイヤだった。
今年はそのリベンジなるかと言うとこだが。

レースは、今回はハミルトンが無難なスタートを決め、首位キープ。
その後に、ライコネン、マッサが続く、グリッド通りの展開。
ハミルトンはじわじわと、ライコネンとの差を広げ、マッサもライコネンからじわりじわり遅れる展開。
レースはその後も、特にドラマティックな展開はなく、ハミルトンが逃げ切りで勝利。
PP,ファステストラップ、優勝のパーフェクトウィンだった。

今回は、ハミルトンの気の強さがいい面に出たパターンだった。日本では目いっぱい悪い方に出たが。
ただ、TV放映の中で、片山右京が言ってたように、気の強さと速さだけでは、チャンピオンの器とは言えない。
今後のドライバー人格としての成熟を期待したいところだ。タイトルを取れば、少し肩の力が抜ける気もする。
(逆にますます傲慢になるような気もする。分からん。)

そして、マッサは今回のレースは全く精彩がなかった。ライコネンより燃料軽いにもかかわらず、予選は負け、レースもライコネンから置いていかれた展開。
まぁ、タイトルがかかった場面なので、最後は、ライコネンがペースダウンして、マッサに2位を譲った。
結構、あからさまに譲った感じだったが、ペナルティはなかった。(チャンピオンシップの掛かる場面なので、これでペナルティ出ても、あまりにも不粋なだけだけど)
マッサはチームのサポート、チームメートのサポートもあって、タイトル争いに期待の持てる形で残った。
クピサは6位フィニッシュで、ここでタイトル獲得の望みは絶たれた。

次戦は、いよいよ最終戦、ブラジルGP。マッサの母国GPで劇的な展開があるかどうか。
ハミルトンの悪い面が出ず、クールにこなせば、そのままタイトル獲得になるだろうけど。今シーズンの流れからして、何の予想も立たない。

ちなみに、今回、ライコネンは、「シャークフィン」ではないシャーシを使ってた。一方で、マッサは「シャークフィン」ありのシャーシ。
考えてみれば、フェラーリが「シャークフィン」を採用してから、ライコネンのパフォーマンスは下がり、マッサのパフォーマンスが向上したような気がする。
ライコネンにとっては、「シャークフィン」は扱いにくい(あるいは余計な)代物なのだろう。

F1第17戦、中国GP決勝結果は以下の通り

1 L・ハミルトン マクラーレン 1:31:57.403
2 F・マッサ フェラーリ + 14.925
3 K・ライコネン フェラーリ + 16.445
4 F・アロンソ ルノー + 18.370
5 N・ハイドフェルド BMW + 28.923
6 R・クビサ BMW + 33.219
7 T・グロック トヨタ + 41.722
8 N・ピケ・ジュニア ルノー + 56.645
9 S・ヴェッテル トロロッソ + 1:04.339
10 D・クルサード レッドブル + 1:14.842
11 R・バリチェロ ホンダ + 1:25.061
12 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 1:30.847
13 S・ボーデ トロロッソ + 1:31.457
14 M・ウェーバー レッドブル + 1:32.422
15 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps
16 J・バトン ホンダ + 1 laps
17 G・フィジケラ フォースインディア + 1 laps
Did not finish
18 H・コヴァライネン マクラーレン + 6 laps
19 A・スーティル フォースインディア + 41 laps
20 J・トゥルーリ トヨタ + 55 laps



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