2011年4月アーカイブ

F1、2011 第3戦 中国GP - ハミルトン、今季初勝利

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F1-2011-R3.jpg

先週に引き続き連続開催のF1GP。
F1第3戦は中国GP。前戦のマレーシアGPと同様、ヘルマン・ティルケのデザインによるサーキットで、よって特色も似通ったレイアウト。
F1サーキットで最長のストレートを持つ為、KERS+DRSによるオーバーテイクが見物になりそうなコース。

予選はオーストラリア、マレーシアと好調を見せてきたマクラーレンが良さそうな雰囲気で、進んだが、ずっと力を温存していたヴェッテルが、Q3で楽々のPP奪取。開幕から3戦連続のポール。2位のバトンとは0.7秒差のブッチ切りぶりだった。
一方でウェバーは何とQ1落ち。KERSがトラブルで使えなかった上に、ソフトタイヤ温存の為にハードタイヤのみのアタックとした事が裏目に出て、予選18位と言う結末。

そして決勝。
これまで好スタートを決め、2連勝中のヴェッテルだが、今回はスタートミス。
バトン先頭、ハミルトン2位でレースは進行。
その後はタイヤ戦略が命運を分けた。3ストップ作戦を取ったマクラーレン勢に対し、ヴェッテルは2ストップ作戦。これにより首位を奪還したが残り5周のところで凄まじい追い上げを見せたハミルトンがヴェッテルをパス。タイヤのヘタレ具合が勝負を決めた感がある。
そしてそのままチェッカーを受け、今季初勝利をモノにした。
今回のハミルトンは良い時のらしい走り。定番だと思われるバックストレートのオーバーテイクより、第2セクターでのコーナー連続区間でのオーバーテイクが光った。
しかし、KERS+DRS+ピレリタイヤの今シーズンのF1。DRSなどは否定的な批判も多いがこの組合せはレースとしては結構面白いかも知れない。中国GPはそう言う意味でも中々面白いレースだった。

レース結果

Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. ルイス・ハミルトン マクラーレン 1:36:58.226
2. セバスチャン・ヴェッテル レッドブル +5.198
3. マーク・ウェーバー レッドブル +7.555
4. ジェンソン・バトン マクラーレン +10.000
5. ニコ・ロズベルグ メルセデスGP +13.448
6. フェリペ・マッサ フェラーリ +15.840
7. フェルナンド・アロンソ フェラーリ +30.622
8. ミハエル・シューマッハ メルセデスGP +31.026
9. ヴィタリー・ペトロフ ルノー +57.404
10. 小林可夢偉 ザウバー +1:03.273
11. ポール・ディ・レスタ フォースインディア +1:08.757
12. ニック・ハイドフェルド ルノー +1:12.739
13. ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズ +1:30.189
14. セバスチャン・ブエミ トロロッソ +1:30.671
15. エイドリアン・スーティル フォースインディア +1 Lap
16. ヘイッキ・コヴァライネン ロータス +1 Lap
17. セルジオ・ペレス ザウバー +1 Lap
18. パストル・マルドナド ウィリアムズ +1 Lap
19. ヤルノ・トゥルーリ ロータス +1 Lap
20. ジェローム・ダンブロシオ ヴァージン +2 Laps
21. ティモ・グロック ヴァージン +2 Laps
22. ヴィタントニオ・リウッツィ HRT +2 Laps
23. ナレイン・カーティケヤン HRT +2 Laps
Did not finish
24. ハイメ・アルグエルスアリ トロロッソ +47 Laps

F1、2011 第2戦 マレーシアGP - ヴェッテル、2連勝

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F1-2011-R2.jpg

F1第2戦は、灼熱のマレーシアGP。
高温・多湿でシーズンの中でも最も体力的にきついグランプリの一つだ。

開幕戦で意外な好パフォーマンスを見せたマクラーレン。
まぐれではなく、ここマレーシアでも強さを見せた。予選はハミルトン2位のバトン4位。ひょっとするとレッドブルを食ってしまうかもと言う感じの勢いだった。
が、結局予選ではヴェッテルがポール。ウェバーも3位と、レッドブルが最速コンビのまま。しかし開幕戦のようなブッチ切りではなく、僅差でのポール獲得。

なので、決勝でも結構トップ争いが面白くなるかもと思っていたが、スタートでルノーが好スタートを切り、ハミルトンが3位に転落した時点でヴェッテル逃げ切りの構図となってしまった。2番手に上がったのはルノーのハイドフェルドだったが、ルノーは直線が速かった。ハミルトンはルノーを抜けずにヴェッテルはマージンを築きレースをコントロール。
タイヤの持ちは予想通りで各チーム3ストップから4ストップ。
レッドブルはKERSの信頼性が今ひとつだったようでレース途中から使用せず、レース中盤にハミルトン、バトンのマクラーレン勢が差を詰めるかに見えたシーンもあったが、結局ヴェッテルは難なく逃げ切り、2連勝。
ハミルトンはレース後半、謎の失速。アロンソにオーバーテイクされかけトリッキーな動きで接触。アロンソのフロントウィング破損でアロンソは後退し、ハミルトンも更にマシンコンディションが悪くなったのかコースアウトで止む無くタイヤ交換を行い後退。
2位にはバトンが入り、マクラーレンのレースパフォーマンスは悪くない事を示した。

しかし、レースを終始コントロールしたのはヴェッテル。チャンピオンになって安定感が増した。まぁポールから飛び出した時のヴェッテルのいつものレースと言う感じだった。

レース結果

Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. セバスチャン・ヴェッテル レッドブル 1:37:39.832
2. ジェンソン・バトン マクラーレン +3.261
3. ニック・ハイドフェルド ルノー +25.075
4. マーク・ウェーバー レッドブル +26.384
5. フェリペ・マッサ フェラーリ +36.958
6. フェルナンド・アロンソ フェラーリ +37.248
7. ルイス・ハミルトン マクラーレン +49.957
8. 小林可夢偉 ザウバー +1:06.439
9. ミハエル・シューマッハ メルセデスGP +1:24.896
10. ポール・ディ・レスタ フォースインディア +1:31.563
11. エイドリアン・スーティル フォースインディア +1:41.379
12. ニコ・ロズベルグ メルセデスGP +1 Lap
13. セバスチャン・ブエミ トロロッソ +1 Lap
14. ハイメ・アルグエルスアリ トロロッソ +1 Lap
15. ヘイッキ・コヴァライネン ロータス +1 Lap
16. ティモ・グロック ヴァージン +2 Laps
Did not finish
17. ヴィタリー・ペトロフ ルノー +4 Laps
18. ヴィタントニオ・リウッツィ HRT +10 Laps
19. ジェローム・ダンブロシオ ヴァージン +14 Laps
20. ヤルノ・トゥルーリ ロータス +25 Laps
21. セルジオ・ペレス ザウバー +33 Laps
22. ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズ +34 Laps
23. ナレイン・カーティケヤン HRT +42 Laps
24. パストル・マルドナド ウィリアムズ +48 Laps



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