« 2006年11月 | トップページ | 2007年01月 »

2006年12月25日

ゴッド・オブ・ファンク、ジェイムス・ブラウン、死去

JB.jpgJBと言えば、誰の事を言ってるか知ってる人は多いと思う。
音楽シーンにおいて、それくらいの大きな計り知れない影響を与えて来た、偉大なる黒人シンガー、ジェイムス・ブラウンが死去。享年73歳。
「ゲロッパ(Get Up I)」でおなじみの「セックス・マシーン」を始め、数々のヒット曲を生み出して来た。
ファンクミュージックの創始者であり、ゴッドであるジェイムス・ブラウン。その音楽性もさる事ながら、私生活も相当にファンキーだったけど。
しかし、今の黒人アーティストで彼の影響を受けてない人がいるだろうか。

マイケル・ジャクソンにしても、プリンスにしてもそのライブ・パフォーマンスはJBのスタイルの影響を強く受けている。
今やヒットチャートの上位を占める事が多くなったヒップホップも、ルーツは、ファンク。そして、ジェイムス・ブラウン。圧倒的かつ絶対的な存在感と個性。そして、ファンクそのものの人生に幕を閉じる事となった。
年齢的には、しょうがないかなと言う思いもあるはあるけど、やはり残念至極だ。
偉大なる巨人の逝去に衝撃を受けた一日だった。

しかし、追悼版とかで、豪華ボックスセットとか出ちゃうかなぁ。そしたら速攻購入だろうな。

投稿者 bauhaus : 22:52 | コメント (0) | トラックバック

2006年12月24日

ダリ回顧展に行って来ました

dali.jpg季節は、早クリスマス。師走もあとわずかで、この季節になると、今年も早かったなぁと、毎年のように思ったりする。
え?今年も後わずか?そう言えば、まだダリ展行ってなかった。
今年の9/23から上野の森美術館で開催してて、まだ始まってない夏頃から行きたいと思てったんだけど、会期が来年の1/4までだったもんで、まだいっかぁ、随分込むようだし、と余裕かましてたらもうこんな季節。
そんな訳で、22日に、ダリ回顧展に行って来ました。
22日は世の中的には平日なんだけど、土曜日の祝日の関係でうちの会社は振替休日。

妻と一緒に出掛けたんだけど、上野に行くのは実に久しぶり。5年ぶりくらいではないだろうか。変わったような、変わらないような。
そして、到着したらびっくり。完全に甘く見てたなぁ、平日だと思って。
そこには、長い行列が。入館に30分待ちの状態。確かに公式サイトでも平日をお勧めしてたけど、平日でもこんなに込んでるとは。これ、休日に行ってたらどうなってたんだろう。

サルバドール・ダリ(1904-1989)は、シュールレアリズム(超現実主義)に属する画家で、その独特な作風もさる事ながら、自身の存在自体が芸術と言わんばかりの奇行ぶりも有名だった画家だ。ダリの名前や、あのヒゲをポマードで固め逆立ちさせ、かっと大きく見開いた目のダリの写真(回顧展の看板にもなってるが)は誰でも一度は目にした事があるだろう。
私にとっては、中学生の頃に大きく影響された画家の一人。中学生になりたての頃に教科書かなんかに掲載されていた、夢とも現実とも違うような摩訶不思議なダリの絵に強く衝撃を受けた。具象物が意味ありげに配置され、それが具象物でありながら独特な形状(と言うより形状崩壊)を伴って表現され、一体これは何を意味してるんだろうと強く興味を持った。
同じようにマグリットとかを始め、摩訶不思議な超現実的な手法のシュールレアリズムの画家に興味を抱くようになった。
シュールレアリズム自体は、フロイトなどの精神分析に影響を受け、自分の無意識や夢・偶然性の表現に重きを置いたもの。無意識に沸き上がるビジョンを論理づけずに表現を行い、作品の完成後にその意味を解釈するような感もある。
ダリはシュールレアリズムのグループに属してたが、後に、彼の思想と奇行を理由にグループから除名されている。しかし、その後も、独特な写実的手法を用いた超現実的表現を続け、妻であり、絶対的な女性像であったガラが亡くなるまでは、意欲的に作品を残して行った。ガラが亡くなった後は、制作意欲をすっかり失い、その7年後に他界。私にとっては、シュールと言えば、ダリを思い出すが、その画風、出で立ち、奇行ぶりを考えても実にシュールな芸術家だったと思う。

回顧展の賑わいぶりは、ダリの人気の高さをよく示してたと思う。
しかし、込み過ぎだ。自分のペースでは全く絵を鑑賞する事が出来なかった。人気ゆえにしょうがない事だろうけど、疲ればかり残ってしまったような気がする。
まぁ、案の上、今回の回顧展で展示されていた全作品を収めた画集が販売されてて、まんまと購入したけど。それだけでも来た価値はあったとは思う。

見終わった後は、折角、「焼肉激戦区」の上野に出て来たので、焼肉屋を探す事にした。が季節柄、忘年会シーズン。有名どころはどこも予約いっぱいだった。
そんな訳で、適当に見つけたそれなりに良さげな焼肉屋に入ったんだけど、中々美味かった。僕達夫婦好みの美味みと適度な泥臭さがあって。さすが上野です。

しかし、このエントリーのカテゴリーは「デザイン」で良かったのだろうか。


投稿者 bauhaus : 21:39 | コメント (0) | トラックバック

2006年12月19日

侮れない、アマゾンのマイストア

[ その他 ]

しかし、ここ数年はネットでショッピングする事が多い。CDやDVDは、ほぼネットで購入する。しかも予約の場合は、発送の関係もあって、発売日より1日早く手に入ったりする。
最近は、メディアやらマンガやら雑誌までもネットで購入してたりする。
やっぱりお気楽極楽なのが大きい。待ってればいいだけだし。それに、CDとかだと店頭で売られてるのは、品数が少ないと言うのもある。
それで、一番良く使うのは、アマゾン。
まずは、アマゾンで商品検索して、どうしてもなければ他を当たると言う感じだ。

そんなアマゾンだけど、「マイストア」と言うメニューがある。あんまりそのページにはアクセスした試しがなかったのだけど、最近見事にハマってしまった。
いやぁ、この仕組み良く出来てる。
過去にアマゾンで購入した商品やチェックした商品を基に、関連商品をお薦めしてくれるのだけど、それが妙にツボを突いてたりする。
しかも、その中に既に所有済みの商品があったりすると、持ってますと言う事でチェックを入れる事が出来るんだけど、その結果によって、またお薦め商品の内容が変わってくる。
そんな感じでどんどん持ってる商品をチェック入れてたら中々痒いとこに手が届くようなチョイスも出て来たりで、う〜ん、中々によく出来た商品DBだ。しかも関連商品のニューリリース情報などもゲット出来る。
今まであんまり使ってなかったのが、勿体なかった。
そんな訳で今月も結構、アマゾンで購入してしまいました。この手軽さ、中毒になるとマズいね。しかも夜寝る前とかは、かなりヤバい。
まぁいいかぁ、みたいなノリでつい「購入」をクリックしたりで。う〜んそういうとこ含めて良く出来てるね。

投稿者 bauhaus : 20:26 | コメント (0) | トラックバック

2006年12月10日

TSUTAYA DISCAS での配送事故。でも丁寧な対応。

[ その他 ]

TSUTAYA DISCAS はオンラインのDVD/CDレンタルサービス。もう利用を始めて大分経っている。多分3年近く経ってるんじゃないだろうか。
当初は、DVDレンタルのみで、最初は勢い良く、予約リストに登録してたものの、徐々に数が減り始め・・って感じの時に、待ちこがれてたCDのレンタルもサポートされた。
それ以降は、常に予約リストは40件以上のタイトルを登録してる。随分重宝している。
トラブルとかもなく、愛用してたんだけど、先日、発送されたはずのタイトルが届かないと言う事態が発生した。

配送はメール便でやってくる。
宅配業者のwebサイトで、荷物問合せをすると、発送のお知らせメールの翌日の配達完了となっている・・・。でもポストを見ても全然見当たらない。
宅配業者に問い合わせると、ドライバーは確実に投函したと言ってます。と言う回答。
確実にってどうやって証明すんのよ。
うちは、アパートなので、間違えて近所に投函されたのではと思い、近所の方にも確認したけど、出て来ず。
もうしょうがないので、DISCASに問い合わせた所、非常に良心的な対応をして頂けた。
まず、発送したタイトルについては、再度予約リストに戻して頂いて、おまけに、この行方不明のせいで11月規定の4回レンタル出来なかったので、翌月に持ち越しで今月は5回発送が可能としてもらった。更に、DISCASポイントを200ポイントも付けて頂いた。(このDISCASポイントにどう言う特典があるのかよく分かってないけど・・)
行方不明になってしまったタイトルについては、レンタル履歴上、「配送事故」と言う扱いになるようだ。
ともあれ、良心的な対応に感激。これで賠償要求されたらどないしよとか思ってただけに。(よっぽど故意に紛失したとかでなければ、それはないようだけど)

しかし、本当にどこに配送されたのだろうか・・・。謎。
その次の発送分は問題なく配達された。


投稿者 bauhaus : 21:11 | コメント (0) | トラックバック

2006年12月03日

Mr.パーフェクト、アーネスト・ホースト

[ その他 ]

K1 WORLD GP 決勝戦。2006年の目玉は、個人的には、やはり「Mr.パーフェクト」アーネスト・ホーストの引退試合と言うとこだろう。
年齢41歳。プロスポーツ選手としてはかなりの高齢だ。テクニックは衰えなくても、スピード、キレは全盛期に比べれば、見るからに衰えてる感がここ数年はあった。
昨年一度引退の意向を表明したが、その後撤回し、今年最後のチャレンジでチャンピオンを目指して、引退すると宣言した。
4度のK1制覇、フォー・タイムズ・チャンピオン。偉大なる記録だ。ただここ最近は、怪我や持病のアトピー性皮膚炎等に悩まされ、GP自体にまともに参戦出来ない状況だった。

私自身は、元々はK1にはさほど興味はなかった。フグが亡くなった時も、周りで騒いでいたが、何の事を言ってるかよく分からなかった。
が、何かのきっかけで、ホーストの戦いを見て、虜になった。
私は、プロスポーツには、いかに「完璧」かを求める傾向がある。F1にしてもそうだ。その時代のよりパーフェクトなドライバーが好きになる。
ホーストの戦いを初めて見た時に、こんなに完璧で強いファイターがいるのかと感銘した記憶がある。
格闘家には、それぞれ個性がある。得意なスタイルがある。蹴り中心、パンチ中心・・・。自ずとどこか偏ったスタイルが出て来たりする。
が、ホーストの姿は、全てにおいてのバランスが絶妙で、攻守やコンビネーションの流れが素晴らしく美しく見えた。見てて本当に「うまい」と言うか「美しい」のだ。それゆえに名付けられたニックネームも「Mr.パーフェクト」。ほんとにパーフェクトなバランスを持った格闘家だったと思う。

昨日行われた決勝戦。初戦のハリッド“ディ・ファウスト”戦は、試合開始序盤は、ホーストもやはり41歳だなと正直思うような鈍さを感じてたが、その後、ホーストならではの「うまさ」テクニックが光り、スピードははるかにファウストの方があるのだが、巧みさで勝利した。ファウストも試合後、41歳とは思えないコンディション、強さだったとコメントしていた。
最後だと決めて調整しただけあって、昨日のホーストのコンディションはかなり好調に見えた。相変わらずの間合い、戦いの巧さも見えたし、ハイキックなんかも繰り出していた。
しかし、準決勝のシュルト線では、善戦するも判定負け。「Mr.パーフェクト」のK1人生はここで幕を閉じた。

決勝戦自体は、セーム・シュルトが相変わらずの尋常ではない強さを見せ、2年連覇を成し遂げた。バンナ、ホースト、アーツとK1の創世記からの巨人達を倒したシュルトの強さは、確かに新しい時代の幕明けを確実にするものではあるけど、ボディ的な完璧さはシュルトに感じても「巧さ、美しさ」は感じない。
「Mr.パーフェクト」を継承する次期ファイターは正直思いつかない。プロスポーツは見ててやはり美しさを感じるものだと思う。そう言う意味では、このホーストの引退は、やむ終えないものであっても、寂しく、感慨深い思いがする。

投稿者 bauhaus : 14:54 | コメント (0) | トラックバック

Copyright 2005 - 2008 BAUHAUS All rights reserved