EMI、DRMフリーダウンロードを発表、まずはiTunes Storeから

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emi-drm-free.jpgEMI Groupが、DRM(デジタル著作権管理)フリーのダウンロードサービスを発表した。その発表の席には、スティーブ・ジョブスも同席。
まずは、iTunes Storeでこのサービスが提供されるらしい。
ちょいと前、ジョブスは、音楽ダウンロードサービスは、DRMがあるから発展しない、DRMを止めるべきだと、レコード会社に向けてアピールしてた。
いち早く、AAC+DRMのフォーマットで、iTMSを成功させ、デジタルコンテンツ販売の先駆者となったアップルのCEOらしからぬ、意図を含んだような発言だった。

そして、EMIがDRMフリーを宣言。
iTunes Storeで提供される、DRMフリーの楽曲は、通常のものより、ビットレートが2倍となるそうだ(256kbps)。価格も、通常0.99$だが、DRMフリー版は、1.29$と30¢高い。
尚、アルバムは同じ価格で提供されるようだ。

なお、EMIのDRMフリーサービス自体は、様々なフォーマット(MP3、WMA、AACなど)で提供され、最高、CDクォリティーのものも提供するらしい。
EMIのエリック・ニコリCEOは、発表文の中で、「あらゆる形での海賊版との戦いと消費者の教育を続ける」と述べてたらしいが、海賊版が不安なのは、その「ソース」が信頼出来るものかどうか分からない所だ。
自分も昔は、WinMXとかのP2Pソフトで、音楽データを色々漁った口だけど、その音質は音源が分からないだけに、正直不安だった。
なので、例えば、より大事にしたい曲とか、お気に入りのアーティストの曲とかは、結局CDを買ったりレンタルしたりして、リッピングして、漁った音楽データじゃなく、出所が確実なデータに置き換えて行くと言う事をよくやってる。

そう言う意味では、DRMフリーで音源の出所が確実でおまけに高クオリティの音楽データが入手出来るのであれば、十分にビジネスとして成り立つ素養はあると思う。少なくとも私は利用すると思う。
後は、信頼出来るデータには、それに相応しい対価を支払うのは当然の事だと言う消費者行動をいかに定着、啓蒙出来るかだと思う。

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