ヘレンド - カップ&ソーサー 2

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アップル会長のスティーブ・ジョブズが亡くなりました。
予期された事とは言え、残念です、そして寂しいですね。
私はもう15年くらいmacユーザーですが、ほんとに偉大な人物だったと思います。また本当に充実した人生を送れた人物だったと思います。
ともかく、これまでどうもありがとう。そして心よりご冥福をお祈りいたします。

さて伝統工芸の方は、引き続き、ハンガリーの名陶「ヘレンド」のご紹介。
カップ&ソーサー、2回目です。

薄く軽く、白く透きとおった肌合い、磁器の輝きが特徴のヘレンドの陶磁器。マスターペインターと呼ばれる熟練者によるハンドメイドの匠の技が伝統と芸術美を感じさせる美しい手描きの染付けや装飾など工芸品として高い価値を持つ品々。
伝統工芸品のコレクションとして、また贈答・ギフトとして高い価値と満足を提供する銘品と言えるでしょう。

※写真をクリックすると、美しい拡大写真がご覧になれます。
また拡大写真をクリックすると、その商品の販売サイトにジャンプします。
(売り切れの場合はご容赦下さい)




























ヘレンドの歴史 *ヘレンド・ジャパンより

開窯1826年。ヘレンドはハンガリーの首都ブタペストの南西約120km、自然が美しい中央ヨーロッパ最大の湖として有名な、バラトン湖の北方にあるヘレンド村で誕生しました。 1839年、先見性のある経営者、モール・フィッシャーの登場によりヘレンドは陶器から磁器生産への道を歩み始め、ヨーロッパの伝統的な磁器絵付けの手法を取り入れながらも、ハンガリー独自の味付けを施した新しいパターンの開発を積極的に進め、1842年に開催された第一回ハンガリー産業博覧会に新作を出展、ここで、ヘレンドのレベルの高さが人々の注目を集め、一躍有名になったのです。

1851年、ロンドンのクリスタルパレスで開催されたロンドン第一回世界万国博覧会開催で、大英帝国君主・ヴィクトリア女王がウィンザー城のディナーセットをヘレンドに注文、これによってヘレンドの名はヨーロッパ中に広まります。中国風のこのパターンは、それ以降「ヴィクトリア」と呼ばれ、各地の王侯貴族から数多くの注文が舞い込むことになったのです。
当時、ハンガリーを統治していた、"貴族の中の貴族" というヨーロッパで最も由緒あるハプスブルク家のフランツ・ヨーゼフ皇帝もこよなくヘレンドを愛し、モール・フィッシャーに貴族の称号を与えたのです。
1862年、歴史あるヴィエナ窯(ウィーン窯)の閉鎖に伴い、ヘレンドはフランツ・ヨーゼフ皇帝の命により、旧ヴィエナ窯の型(モールド)やデザインを継承し、そのレパートリーに一層の厚みを加えることになりました。この時に継承された型の中には「ウイーンの薔薇」や「パセリ」などがありました。

1867年のパリ万国博覧会では、ナポレオン三世の皇后ウージェニが「インドの華」のセットを買い上げ、訪仏中のフランツ・ヨーゼフをその器でもてなすなど、その後もヘレンドは各地の万国博覧会で多くの賞を受けることになります。
当時のヘレンドの顧客には、ヴィクトリア女王、フランツ・ヨーゼフ皇帝、ウージェニ皇后を始め、イギリス国王エドワード七世、ドイツのヴィルヘルム一世、メキシコのマクシミリアン皇帝、ロシアのアレクサンドル二世、イタリアのヴィットリオ・エマニュエレ王、フランス第三共和制の初代大統領ティエール、金融王ロスチャイルド家の人々など、世界の歴史を彩る人物が数多く含まれています。

19世紀にヨーロッパ各地で開催された万国博覧会は、開催地と世界を直接出会わせ、世界中の訪れた人々が鑑賞できる絶好の機会を提供したのです。これにより互いに刺激し合った美術工芸の世界で、20世紀のグローバルな美の展開を準備することになりました。ヘレンドはそうした時代の流れにいち早く反応し、"東西融合" の中にある自らのポジションを自覚していきました。そしてその開かれた柔軟な感性は現在も変わることがありません。

ヘレンドの美の基準

白く透き通った磁器の輝き

ヘレンドの磁器は、薄く軽く、あくまでも白く透きとおった肌合いが特徴です。ヘレンドをお使いになった方は、きっとその上品でシャープな手ざわりをご存知でしょう。世の中にきれいな手描きの染付けで、白く透明度の高い磁器の洋食器は大変に少ないのです。それはいろいろなことをクリアしなければならないからです。ヘレンドはそれを解決し美しい磁器を生み出しました。

東西が交差した独特の文化

"East meets West"
これは19世紀のデザイン運動を推し進めたウイリアム・モーリス (1834-1896 画家・工芸デザイナー・作家・詩人・会社経営者・社会主義運動家) の有名な言葉ですがヘレンドのDNAの中には西と東の両方の文化、価値観、美意識を内包しているのです。
ヘレンドは伝統の継承にこそ、自社の存在理由があると考えています。しかもその伝統とは、ヨーロッパだけではなく、イスラムや東洋との価値や文化の交流から生まれたものであることを自らの経験として知っています。特に日本の豊かな食文化とそれを飾る器のハーモニーが世界中から熱い視線を浴びていることに早くから着目してきました。
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伝統工芸 - 贈答ギフト記念品 - ヘレンド - カップ&ソーサー 2 (2011年10月11日 20:49)

さて伝統工芸の方は、引き続き、ハンガリーの名陶「ヘレンド」のご紹介。 カップ&ソーサー、2回目です。 続きを読む





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