涼しさを演出するガラス - ベネチアガラス 2

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涼しさを演出するガラス、暑い夏に清涼感溢れるガラス工芸品。
引き続きガラス工芸品の特集ですが、今回は前回と同様、ベネチアガラスの作品のご紹介です。
イタリアの伝統ガラス工芸、「ベネチアガラス」のガラス作品。
色彩豊かで格式高い装飾が特徴のベネチアガラス。700年の伝統と技術に裏付けされた凝縮された美しさ、貴族的な美しさに溢れた素晴らしい品です。
ガラス工芸の持つ高貴な清涼感と優美さが、暑さの中で涼しさを感じさせる素敵な品。お中元など始め、贈答品・ギフトとしても今のシーズン最適な品の数々。

※写真をクリックすると、美しい拡大写真がご覧になれます。
また拡大写真をクリックすると、その商品の販売サイトにジャンプします。
(売り切れの場合はご容赦下さい)

























ベネチアガラス(VENEZIAN GLASS)

ベネチアガラスは、700年以上もの歴史と伝統を今に伝えています。もちろん、その名のとおり中心地がイタリアのベネチアであることは言うまでもありません。中世のベネチアは、世界貿易の中心となる過程で優れたイスラムのガラス芸術吸収することにより誕生しました。

ベネチアガラスを"ムラノガラス"とも呼びますが、ムラノとはベネチア本島から北東約1.5kmにある島で、ここでガラス製造が集中して行なわれていたため"ムラノガラス"とも呼ばれています。ここもあの有名なスワロフスキーと同じようにその製法の秘密を守るためにベネチア本土からこのムラノ島に工房を移転したのだといわれています。

ムラノ島で制作されるガラス芸術は15世紀には 高級工芸品として価値を持ち始め16世紀には、ヨーロッパ全土で広く受け入れられ、流行していきました。ヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」は、12人のムラノのマエストロ(職人)がベネチアから連れ出されて製作したといわれています。

こうしてその名をヨーロッパ全土に広めたベネチアガラスは、主に貴族や富豪のために特別に注文されたテーブルウエアを製作するために、大きくそのスタイルを発展させました。 そして、アイスクラック、ダイヤモンドポイント彫り、レースガラス、クリスタルなど多彩なカットの技法が次々に生み出されました。近世では、ガラス文化をヨーロッパ全土に広め、一時はヨーロッパ市場の90%を占有するほど成長しました。

そして現在、熟練したマエストロ(名人)達は息子からそのまた息子へとこの技術を伝承し、昔と変わらぬ伝統の技を活かしながらベネチアガラスは創り続けられています。機械での大量生産では出せない本物の味わいがそこにあります。

バラリン工房 ル・ノーブルより
1440年創業以来、ベネチア・ムラノ島で伝統的なベネチアガラス技法を守り続けている老舗工房「バラリン」。現在15代目マエストロ、ジュリアーノ・バラリン氏率いるこの工房では、色彩豊かなオリジナルのカンナ(レース棒)から繊細で華麗なレースガラスを作り上げます。規則正しく並んだレース柄は見た目にも美しく、また、厚手に作られているので普段使いにも適しています。もともとは香水を入れるためのアイテムですが、今ではインテリアとしての役割のほうが大きいといえるでしょう。鮮やかな色目はお部屋においているだけでヨーロピアン調の雰囲気をかもしだします。


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